クレジットカード

Marriott vs Hilton ポイントの価値は?


Marriott Bonvoyポイントも、ヒルトン・オナーズポイントも、
クレジットカードを日常利用するだけで、
プレミアムカードなら100円で3ポイント貯まります。
どちらも100円3ポイントと還元率は同じですが、果たして価値も同じでしょうか?

今日は「Marriott Bonvoyポイント」「ヒルトン・オナーズポイント」
1ポイントの価値を探っていきたいと思います。

なお、ポイントには2つの面があります。
1つは現金で購入したりするポイントの価値と、
もう1つはホテル宿泊などに利用するポイントの価値です。

現金で購入する際は、安く購入できる方が良いので、
1ポイントの価値は出来るだけ低い方が良いですが、
ホテル宿泊に利用するポイントは、
出来るだけ高い方が、より低いポイントで宿泊することができます。

つまり、この差が大きい方がお得度があがるわけです。

今回はこの2つの面から各ポイントの価値を見ていきたいと思います。

購入時のポイント価値

どちらのポイントも公式サイトでポイントを現金で
購入することが出来るようになっています。
但し、どちらのポイントも年間購入上限があり、無制限に購入することは出来ません。

ポイント名年間購入上限
Marriott Bonvoyポイント100,000
ヒルトン・オナーズポイント80,000

また、各ポイント購入にはキャンペーンが行われることがあり、
購入したポイント数に応じてボーナスポイントが付与されます。


Marriott Bonvoyポイントは過去のキャンペーンでは
25%~60%のボーナスが付くことがあり、
ヒルトン・オナーズポイントも同様に、
不定期に100%のボーナスキャンペーンが開催されております。

Marriott Bonvoyポイント

現在、2022年3月23日までに2,000ポイント以上の購入で、
最大50%のボーナスポイントを獲得できるキャンペーン
が開催されています。

Marriott 公式サイト

通常ポイント価格と、こちらのキャンペーンを利用した場合で試算したいと思います。

Marriott Bonvoyポイント購入時の単価

ボーナスポイント1ポイント単価($1=115円計算)
通常購入単価
1,000P=12.5USD
1.438円
2,000 ~ 9,000ポイント40%1.027円
10,000 ~ 39,000ポイント45%0.991円
40,000 ~ 100,000ポイント50%0.958円

通常時の1.438円でポイントを購入した場合は、ほぼ間違いなくポイントで支払った金額をペイすることは出来ません。
つまり、わざわざポイントを購入するよりも、
ホテルで直接宿泊費を支払った方がお得
になります。


Marriott Bonvoyのクレジットカードであれば、
ホテル決済で100円=6ポイントを獲得できますし、
クレジットカードを発行することで付与される、
ゴールドエリートステータスなら25%のボーナスポイントも付与されます。

ヒルトン・オナーズポイント

ヒルトン・オナーズポイントも現在、
2022年3月11日までに5,000ポイント以上の購入で、
100%のボーナスポイントを獲得できるキャンペーン
が開催されています。

Hilton 公式サイト

こちらも通常ポイント価格と、キャンペーンを利用した場合で試算したいと思います。

ヒルトン・オナーズポイント購入時の単価

ボーナスポイント1ポイント単価(1$=115円計算)
通常購入単価
1,000P=10USD
1.15円
5,000ポイント以上100%0.575円

ヒルトンも同様に、通常時のポイント単価で購入するメリットはほぼありません。
通常時にポイントを購入して宿泊するのであれば、
Marriottと同様にヒルトンオナーズプレミアムカードでホテル決済をした方が、
100円につき7ポイント獲得できますし、カードに付帯するゴールドステータスによって、
80%のボーナスポイントがもらえます
ので、そちらをおススメ致します。

結論

購入時のポイントは、ヒルトンが通常時もキャンペーン利用時も安価になっています。
つまり、ポイント購入し、そのポイントを利用して宿泊する場合、
ホテル宿泊にかかるポイント数が同じである場合、
ヒルトンオナーズポイントの方がお得になるということです。

別の考え方をしますと、100円で3ポイント付与されるポイントの価値は、
Marriottの方が1ポイントの単価は高くなる
ということです。

但し、これは購入するポイントと、100円で3ポイント付与されるポイントを
同じテーブルに乗せて考えれば、という条件がつきます。

つまり、ポイントの有料購入を行わず、クレジットカードの通常利用でポイントを大量に貯めていく人には、Marriott Bpnvoyプレミアムの方が、ポイントの価値を感じて頂けます。
逆に、ポイントの有料購入を行う人には、ヒルトン・オナーズプレミアムにて貯めて頂いた方が価値を感じて頂けるのではないでしょうか。

ですが、あくまで「貯めた場合」です。
実際にはこの獲得したポイントを利用してホテル宿泊に利用されると思います。
ホテル宿泊時に「利用する」ポイント単価も見比べなければ、答えは出ません。

ホテル利用時のポイント価値

こちらでは購入したポイントを利用する際のポイントの単価を確認してみたいと思います。
繁忙期と閑散期で必要となるポイントや宿泊費用などが大きく変動するため、
繁忙期と閑散期の2つのパターンで確認いたしました。

繁忙期と閑散期の判断は、MarriottとHiltonで細かな設定が違うこと、
また、エリアによっても違うため、
航空業界のシーズンチャートが旅行のピークと合うであろうと考えて、
ANAのシーズンチャートのハイシーズンとローシーズンから選択しております。

なお、ホテルはある程度のエリアとカテゴリーなど分散して7つを抽出しております。

繁忙期の調査基準

宿泊日2022年3月25日(金) ~ 3月26日(土) 1泊
宿泊者大人2名
対象ホテルカテゴリやエリアを分散した形で7カ所抽出
部屋サイズ一番安価な部屋
その他フレキシブル料金 / シンプルステイ 料金で確認

閑散期の調査基準

宿泊日2022年2月21日(月) ~ 2月22日(火) 1泊
宿泊者大人2名
対象ホテルカテゴリやエリアを分散した形で7カ所抽出
部屋サイズ一番安価な部屋
その他フレキシブル料金 / シンプルステイ 料金で確認

Marriott Bonvoyポイント

それでは、Marriottの繁忙期から見てみましょう。

繁忙期のポイント単価

ホテル必要ポイント通常宿泊時1ポイント単価
ザ・リッツ・カールトン京都100,000ポ
+1,000円(手数料)
146,475円1.455円
イラフSUIラグジュアリー
コレクションホテル沖縄宮古
85,000ポイント89,540円1.053円
メムズ東京70,000ポイント56,925円0.813円
ウェスティンホテル大阪50,000ポイント27,000円0.54円
アロフト東京銀座40,000ポイント20,570円0.514円
名古屋マリオットアソシアホテル35,000ポイント32,500円0.929円
フェアフィールド・バイ・
マリオット京都天橋立
20,000ポイント18,150円0.908円

閑散期のポイント単価

ホテル必要ポイント通常宿泊時1ポイント単価
ザ・リッツ・カールトン京都70,000ポイント109,525円1.565円
イラフSUIラグジュアリー
コレクションホテル沖縄宮古
80,000ポイント77,440円0.968円
メムズ東京60,000ポイント50,600円0.843円
ウェスティンホテル大阪40,000ポイント27,000円0.675円
アロフト東京銀座30,000ポイント16,940円0.565円
名古屋マリオットアソシアホテル30,000ポイント26,500円0.873円
フェアフィールド・バイ・
マリオット京都天橋立
15,000ポイント13,310円0.887円

期間中の一番高額な宿泊費であった、
ザ・リッツ・カールトン京都」のポイント単価が突き抜けて高くなっており、
少し開いて、同じカテゴリー8に属する
イラフSUIラグジュアリーコレクションホテル沖縄宮古」が続いています。

それ以降は、0.9~0.8の層0.6~0.5の層がある感じです。
カテゴリーの中間(5~6)あたりのホテルが、一番ポイント単価が低い結果となり、
比較的安価な宿泊費の一方で、
カテゴリーが高いため必要となるポイントが高めとなっております。


50,000ポイント(無料宿泊が出来るポイント上限)と関係性があるのでしょうか…

ヒルトン・オナーズポイント

繁忙期のポイント単価

ホテル必要ポイント通常宿泊時1ポイント単価
ROKU KYOTO,LXRホテルズ&リゾーツ95,000ポイント133,560円1.406円
コンラッド東京88,000ポイント37,391円0.425円
コンラッド大阪95,000ポイント78,730円0.829円
ヒルトン名古屋46,000ポイント24,860円0.540円
ヒルトン沖縄北谷リゾート66,000ポイント35,798円0.542円
ヒルトン沖縄瀬底リゾート50,000ポイント27,346円0.547円
ダブルツリーbyヒルトン那覇19,000ポイント10,068円0.530円

閑散期のポイント単価

ホテル必要ポイント通常宿泊時1ポイント単価
ROKU KYOTO,LXRホテルズ&リゾーツ95,000ポイント91,815円0.966円
コンラッド東京82,000ポイント34,912円0.426円
コンラッド大阪95,000ポイント69,875円0.736円
ヒルトン名古屋35,000ポイント18,645円0.533円
ヒルトン沖縄北谷リゾート80,000ポイント35,798円0.447円
ヒルトン沖縄瀬底リゾート46,000ポイント24,860円0.540円
ダブルツリーbyヒルトン那覇20,000ポイント10,938円0.547円

ヒルトングループの中でも、
やはり宿泊費が一番高額であった「ROKU KYOTO」は優秀なポイント単価となっておりました。次点としては、やはり高級ホテルである「コンラッド大阪」が続いています。

一方で、同じ「コンラッド」ブランドである、「コンラッド東京」は、
1番ポイント単価が低いと意外な結果
でした。

「ROKU KYOTO」や「コンラッド大阪」以外は、概ね0.6~0.5の層に属しております。

結論

調査期間中、両ブランドの中で一番宿泊費が高額であったホテル、
ザ・リッツ・カールトン京都」「ROKU KYOTO」のどちらも
繁忙期の1ポイント単価は、大きな開きはありませんでした。

ザ・リッツ・カールトン京都ROKU京都
繁忙期単価1.455円1.406円
閑散期単価1.565円0.966円

一方で、閑散期は「ザ・リッツ・カールトン京都」は1.565円と単価は上がる一方で、
ROKU KYOTO」のポイント単価は0.966円と大きく下がっております。
これは、Marriottは「カテゴリ制」とある程度変動枠が抑えられている中で、
オフピークとピーク時でポイントを明確的に分けていることから、
1ポイント単価がある程度担保される一方で、

Hiltonは「変動制」と状況に応じてポイント数を変動させる
仕組みをとっていることが大きな点だと考えます。
IHGでも採用された「変動制」であり、Marriottも今年から変動制に移行する予定ですが、
この変動制になると、必要となるポイント数は増加傾向になっております。

ROKU KYOTO」や「コンラッド大阪」などは、
何日か見てみましたが、常にポイントは95,000ポイントと変化がありませんでした。
つまり、宿泊費は状況に応じて変動していますが、
ポイント宿泊は95,000ポイントの高止まり
をしているわけです。

この場合、出来るだけお得度を出したいのであれば、
繁忙期(宿泊費が高い時)にポイント利用で宿泊する事となります。
ただ、私的には、少しでもお得度を上げようという理由で繁忙期に予約をするということはおススメ出来ません。

繁忙期ということは混雑しているということですので、
当然朝食会場も、ラウンジも混んでいる可能性は高く、
クレジットカード特典である部屋のアップグレードも空き数の減によって、
実施される可能性が低くなるため
です。

ホテル滞在以外の周辺観光地も当然繁忙期であれば、
当該地域の観光シーズンである可能性が高いため、混んでいる可能性が高いです。

今回は全てのホテルを調べていませんので、
偏りがあるかもしれませんが、どちらもある程度の層(塊)があり、
大体1ポイント単価はその周辺になるようになっているのではないかと考えます。

調査したホテルの傾向としては、
全体的にHiltonの方が10%ほどポイント単価は下回っており、
選択するホテルによっての違いはあれど、Marriottの方が1円単価は高い
と感じます。

結論

各ブランドのホテル利用時のポイント単価が高いホテルと、低いホテル抽出し、
ポイント購入した場合のポイント単価の差異を見てみます。

利用単価購入単価差異
ザ・リッツ・カールトン京都 (繁忙期)1.455円0.958円0.497円
ザ・リッツ・カールトン京都 (閑散期)1.565円0.958円0.607円
アロフト東京銀座 (繁忙期)0.514円0.958円▲0.444円
アロフト東京銀座 (閑散期)0.565円0.958円▲0.393円
ROKU KYOTO,LXRホテルズ&リゾーツ (繁忙期)1.406円0.575円0.831円
ROKU KYOTO,LXRホテルズ&リゾーツ (閑散期)0.966円0.575円0.391円
コンラッド東京 (繁忙期)0.425円0.575円▲0.15円
コンラッド東京 (閑散期)0.426円0.575円▲0.149円

この差分がプラスに大きい方が、ポイントを安く購入し、高く利用することができ、
逆にマイナスは、ポイントを高く購入して、損をして利用すること
になります。

このことから、一番ポイントの価値が高いものは、
ヒルトン・オナーズのポイントを購入または付与されたもので、
繁忙期のROKU KYOTOに宿泊するパターン
となります。

但し、「ROKU KYOTO」と「コンラッド大阪以外は、
ポイント単価が逆転しており、
Hilton全体として優れているかというとそうではありません。

一方で、Marriottも「ザ・リッツ・カールトン京都」と
イラフSUIラグジュアリーコレクションホテル沖縄宮古」の2件以外
直接宿泊費を支払って利用する方が安く利用できてしまいます。

そのため、ポイントの価値を極限まで高めたいという方は、
ポイント購入して宿泊したほうがお得なのかをご確認されてから、
宿泊予約をされるのが良い
かと思います。

余談ですが、ポイントの変動制になるとポイントの上限が撤廃されます。
2022年より移行をはじめ、2023年には完全移行を行うとしており、
数%のホテルのレートが上がると言われています。
つまり、Marriottのハイブランドホテルの特典レートは間違いなく上がると考えられます。

Hiltonも同じ変動制ですが、
ホテルによっては尋常ではないポイントがかかるホテルがあります。


こういったホテルは、ポイントではなくウィークエンド無料宿泊で泊まるのが吉ですが、
Marriottは無料宿泊で宿泊できるのは50,000ポイント(自腹でポイントを追加しても65,000)までとなりますので、
変動制になっても高級(高額)なホテルへの宿泊が行えるのか、
Marriottの場合はちょっと不安ですね。

各ポイントを効果的に貯めるのであれば、
各ホテルブランドのアメリカンエキスプレスカードを発行するのがおススメです。
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